オタゴン無法地帯

Vtuberオタゴンのブログです。動画にするほどじゃないけどツイートには長すぎることを書きます。

オタゴン活動一周年に寄せて&三大発表

オタゴンです。

なんと今日、5月5日はオタゴンがVtuberとして活動を開始してから一周年の記念すべき日なんですね。めでたい! 

こんなふざけたVtuberが1年で登録者1000人を突破して、あまつさえ活動を1年継続できてしまう……世も末ですね。これも日頃から僕を応援してくださる異質な趣向を持ったみなさんのおかげですよ。いつもありがとうございます。

というわけで、今日は2年目に突入するオタゴンから超・三大発表を行いたいと思います。

 

〇発表その1/欲しいものリスト公開

はい。乞食リストを公開します。1つ目から視聴者側になんのメリットもない発表を行ってしまった……ちなみに中身はこんな感じ。

f:id:otagon:20190505194651p:plain

これが本物の乞食リストですよ。説明にもある通り、送っていただいたものはオタゴンが職場とかで食べる昼食になります。食費節約して実家を出る金を貯めるためですね。並んだ商品から俺の『生きたい』という意思が伝わってくるんじゃないでしょうか。

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/Z4VOEVQQ4UVH?ref_=wl_share

というわけで、1つ目の発表は以上です。

EAT, KILL ALL

EAT, KILL ALL

 

 

〇発表その2/グッズ販売開始

はい。グッズの販売始めます。

https://otagon.booth.pm/

需要がない? そんなのはあなたたちの都合ですよね? 俺は他のVtuberみたいにグッズを売ることで有名人感を楽しみたいんですよ。視聴者の意見など知ったことではありません。

というわけで商品第1弾がこちらになります。

f:id:otagon:20190505195923j:plain

名付けて『怪獣Tシャツ』

お値段2000円でございます。アクリルスタンドとかより実用性があって嬉しいですよね。普段使いできるデザインを心掛けました。こだわりの明朝体です。

好評であろうとなかろうと第2弾、第3弾とグッズは出していきたいですね。

というわけで、2つ目の発表は以上です。

 

〇発表その3/明日動画出します

はい。明日、新作動画を投稿しようと思います。

本当は今日出したかったんですけどね。編集が終わってないんですよ。動画編集はクソ。ちなみに1周年記念動画でもなんでもない、いつものオタク語り動画になります。本当は今編集してる動画は普通に出して、その後に1周年記念動画も作りたかったんですけど、結局編集が長引いちゃってですね。1周年記念日なのに、俺はなんでこんな言い訳ばかりしているんだ……

ちなみに次回の動画のヒントはこちら。今までよりはみなさんに馴染みのあるあのシリーズのお話をしようと思っています。

f:id:otagon:20190505201447j:plain

というわけで、3つ目の発表は以上です。

 

〇最後に

以上が超・三大発表でした(なんか期待された方はごめんなさい……)。

こんな俺ですが多分来年もだらだらと活動は続けていくので、ゆる~くお付き合いいただければと思います。まだまだ1年、バーチャル人生はこれからですよ。仕事の愚痴を言って、VRChatでパンツ覗いて、たまに動画投稿して……そうやって生きていきたいですね。

『私らしく』自分らしく

『私らしく』自分らしく

 

誕生日、オナサポ、返礼、そしてAV紹介

オタゴンです。

それは去年の12月のこと。俺はVRChatのフレンドから誕生日プレゼントにオナサポ音声を貰いました。彼はいわゆるボイスチェンジャーの使い手で、俺のためだけに台本を考えてオリジナルのオナサポ音声を収録してくれたのです。その時の感動を綴ったのが下記の記事になるので、未見の方はまずこちらからご確認ください。

otagon.hatenablog.com

そんなフレンドが先日、誕生日を迎えたのです。俺は悔しさも込めておめでとうリプを送りました。俺も美少女になっていれば、音声で返礼ができたのに、と。そんな僕にフレンドはこう言ってくれました。

『なんならオタゴンさんの女性向け音声とかでもいい』

『匂わせるくらいならさっさと送ってくれ』

俺は自分を深く恥じました。誕生日リプで何かできればなんて言っておきながら、何もできないと最初から諦めていたのです。あんなに素敵な贈り物をもらっていながら、返礼の意思の欠片も抱けなかった。そんな俺を知ってか知らずか、フレンドは最悪『オタゴンの女性向け音声』でもいいから何か送ってくれと言ってくれたのです。どんな祝福でもそれが俺自身が出した答えなら受け入れると、フレンドは手を差し伸べてくれました。その友情に背くことなんて絶対にできない。必ず答えを出して、彼に何かを送ろう。俺はそう誓いました。それに、俺もおめでとうって思っているよって、友達にはちゃんと伝えたいじゃないですか。

ラッキー!サプライズ☆バースデイ -for Laala-

ラッキー!サプライズ☆バースデイ -for Laala-

 

そこから俺はひたすらに迷い続けました。例えば30秒くらいのおめでとうのメッセージを動画で撮って送ることとかなら簡単でしょう。でもそんなこと、俺じゃなくたってできる。俺にしか出せない答えがそこにあるとは思えない。何より、俺が貰ったのはただのおめでとうの言葉なんかじゃない。オナサポ音声です。オナサポ音声に釣り合うだけの重み。その責任を果たせるだけの力。そんなもの俺にあるとは思えませんでした。オナサポ音声は、俺の両手には大きすぎたのです。迷う間も1週間、2週間と時は過ぎていきました。俺が美少女であったならと、何度自分を呪ったことか。1のオナサポに1のオナサポで返せたなら、俺は胸を張って生きることができたかもしれないのに。でも、俺はどこまでいっても怪獣でしかありません。電車の中で、家の中で、職場で……オナサポ音声に見合う何かを探すことしかできない、矮小で力なき怪獣だったのです。

正直、何度も諦めそうになりました。だってただでさえ友達の祝い方なんて知りません。俺は孤独なオタクの奈落の底で育ってきた男です。誰かを祝うとか祝われるとか、そんな経験を積んで健全に生きてこなかった。誕生日におめでとうリプをたくさんもらった時だって、なんて返せばいいのかわからなくって長文で変な返信をしてしまいました。そんな男の背中に、オナサポ音声は重すぎる。俺がもっと真人間として育ってきたなら、オナサポ音声に見合う何かを自分の中に見つけられたかもしれません。オナサポ音声を前にしたことで、俺は俺の人生が路傍の石ほどの価値もないことと向き合わなければいけなくなってしまったのです。

それでも、諦めるわけにはいかない。挫けそうになった時、俺はいつも仮面ライダー電王の第20話の良太郎のセリフを思い出していました。

『弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらない事の言い訳にならない』

ここで戦うことをやめたら、俺が仮面ライダー電王から学んだことが無になってしまう気がしました。

仮面ライダー電王 Blu-ray BOX 2

仮面ライダー電王 Blu-ray BOX 2

 

 そんな時、俺は改めて気づいたのです。俺は美少女でもない。俺は真人間でもない。俺はオタクで怪獣です。でも、オタクで怪獣でVtuberです。俺は今日まで自分の思いを“作品紹介”という形に託して戦ってきました。俺は普通の人生を積み上げてはこなかったけど、“オタク”だけはこの拳に握り続けてきました。日の当たる場所にいるような人と同じ祝い方はできないかもしれない。でも祝福の思いを込めた作品紹介なら話は別です。だって、今日までずっとそうしてきたのだから。そしてフレンドだって、そんな俺だからオナサポ音声を送ってくれたのではなかったのか。俺にしか出せない答え、その断片が確かに見えた気がしました。

さて、ここから重要なのは“何を紹介するか”です。当たり障りのないハッピーな映画を紹介してハッピーな気分になってもらおう!なんてのはもちろん論外。俺はいつだって見る人の頭蓋に知らない世界を叩きつけてやるような気持ちで作品紹介をしてきました。そうして出た、あまりにも簡単な答え。俺はオナサポ音声のお返しに、普通の動画じゃできないような作品紹介をすることに決めました。もし公開動画でやろうものなら、炎上しかねない危険な作品を俺はたくさん知っています。正直、それはリアルな知り合いには絶対紹介できません。ドン引き必須だし、フレンドだってさすがに嫌がるかもしれない。でも俺の中でオナサポ音声に見合うものはこれしかないと思ったのです。

だから俺は90年代のアダルトビデオ、つまりAVを紹介した動画をフレンドに送りつけました。ちなみにそのAVの情報を断片的に提示すると、

『90年代、VHS全盛期の作品である』

『女性の権利団体に訴えられたことがある』

『男優が女優の顔面に吐瀉物をぶちまけるシーンがある』

『レイプものである』

以上のようなAVで俺は戦いました。出来上がった動画は、『AVの解説+一部シーンを切り抜いての実況』というもの。完成したのはフレンドの誕生日から数週間後。総尺は約12分と多大な長さの動画です。震える指で編集をし、恐怖と戦いながらDMを送りました。こんなこと普通じゃないなんて自分でもわかっていたからです。失望されたらどうしよう。不快に思われたらどうしよう。祝うことの重み、そしてそれを背負うということを、俺はこの日初めて知ったのです。

少し待つと、フレンドから返信のDMが届きました。そこにはとても喜んだ様子で、熱い感想が書かれていました。

『バッチリ笑わせてもらいました』

『メチャクチャ嬉しかった』

と、フレンドはそう言ってくれました。数週間越しの俺の祝福は成功したのです。俺は喜びに小躍りしました。面白がってくれた! 喜んでくれた! 俺は誰かの誕生日を祝えるんだ! 頑張ってよかった!! 誰かを祝うって、こんなに自分も嬉しくなるんだ!! AVで正解だったんだ!!!

この時、いちばん嬉しかったのは、AVの内容に驚いてもらえたとか、ちゃんと解説を面白がってくれたとか、そういうことじゃなかったんですよ。もちろんそこも嬉しかったんですが、いちばんは『俺が祝おうとした気持ちがちゃんと伝わった』ことだったんです。思えばオナサポ音声をもらった時も、いちばん嬉しかったのは内容以前に『相手の祝おうとしてくれた気持ち』でした。この時、俺はやっとわかったのです。俺はオナサポ音声に釣り合うものを探していたんじゃない。俺がおめでとうって思ったことが、ちゃんと伝わる何かを探してたんだ。そしてそれが、俺にとっては男優が女優の顔面にゲロを撒き散らすAVだっただけのこと。それだけのことに気づくのに、なんだかすごく遠回りをしてしまった気がする。でもそうして迷い続けるような俺でなければ、90年代AVという答えには至れなかった。だからこれでいい。これでいいんですよ。俺はオナサポ音声を貰った。だからAVを紹介した。俺もフレンドも嬉しかった。そして世界平和。VRChat最高。こういうことなんです。というわけでちょっといい話、これにておしまいです。

ほんとうに泣ける話 2019年 05月号 [雑誌]

ほんとうに泣ける話 2019年 05月号 [雑誌]

 

なぜオタゴンが最近ダメダメなのか?

オタゴンです。この文章は、こんなふざけたアバターバーチャルYouTuberを名乗るオタク成人男性が書いたものだという前提でお楽しみください。

 

f:id:otagon:20190327065342p:plain

数年来の友人が、実は俺に黙って彼女を作りそして別れていたということを知った。勝手知ったるオタク仲間で、俺たち童貞ダメオタクだなアッハッハと笑い合った仲だった。本当に友達だった。『お前に彼女なんかできよう日が来れば俺のプライドは崩壊してしまう』と、彼には常日頃からそう言い続けていた。だから言い出せなかったんだろう。でも、まさかお前が。そんな落胆が隠せなかった。俺がVRで美少女アバターを撫でまわしている間にお前は! お前は!! お前は……っ!! もちろん友達を恐れてはいけないというのはわかっている。でも乾巧がオルフェノクだと知った時の園田真理だって、簡単には受け入れられなかったではないか。そう、いくら友達でも相手はオルフェノク、怪人なのだ。つまり俺の敵……。オルフェノクと人間は共存できない。

ここ数日、俺のメンタルには少しだけ異変が起こっていた。そんな時に彼の明かした衝撃の真実は、矢吹丈が力石を死に追いやったテンプルへの一撃のように、俺にとってあまりにも重すぎた。なんかもう色んなことが頭の中でごちゃごちゃしている。無理。

と、こんな時だからこそVRの友人たちには色々言いたいことがあるわけなんですよ。なんか今日は支離滅裂な文章なんですけど、どうか最後までお付き合いください。題して。

 

〇なぜオタゴンが最近ダメダメなのか?

最近、仕事が上手くいかない。今年で3年目に入ろうという頃合だけど、いまだに結果がついてこない。とても不安だ。この仕事を始めるために、学歴社会からはドロップアウトしてしまった。もう潰しがきかない。こんなことなら、仕事を続けながらちゃんと大学に通えばよかった。頑張れば両立できたはずなのに。『仕事をしている』という自惚れ、そして自堕落で怠け者でクズな俺の本性、それらがアクセスフラッシュして一つになった結果がこれだ。

あの頃、働いていて立派だと自分に言い聞かせながら遊び惚けていた。そして今、俺は実家暮らしで親の脛をかじりまくるクズになってしまっている。この前なんか、親に頭を下げて金を借りなければ、職場に行く交通費すらない有様だった。そもそも金がないなら、映画を観て本を買うことを我慢すればいいだけなのに。それすらもできない。自制心がない。ダメ人間なので。もうこの仕事でやっていく自信がない。10年後に自分が健全で健康で立派な人生を送れていると思えない。未来人がやってきて『10年後お前死んでます!』とか言われたら、多分すんなり納得できる。というかそうであってくれ。大学の頃の知り合いは就職して真面目に働いている。なのに俺といえば、緑色の怪獣になってバーチャルYouTuberなんか名乗ったりして、惨めすぎる。こんなことになるはずじゃなかったと言いたいが、それは俺の想像力不足だ。書けば書くほど動機が激しくなってくる。

明日に向かって撃て!』という映画のラストシーンに憧れていた。荒野で無法を繰り返したアウトロー二人が、武装した警察隊に囲まれてあとは死を待つのみという状況。建物に隠れていた二人は、それでも銃を手に警察隊へと向かっていく。俺もこんな風に、人生どん詰まりでも銃を構えられる男になりたかった。でも実際に現れたどん詰まりは、想像以上にどんどんのどん詰まりだった。俺は建物の影で死を待つことしかできない。警察隊は一歩ずつ迫ってきているのに。こんな人生では俺が『明日に向かって撃て!』から学んだことが無になってしまう。俺はニューシネマの破滅に憧れるだけのオタク成人男性……ビリー・ザ・キッドにはなれない。

明日に向って撃て! (字幕版)
 

で、こんな不安を抱えている俺に仕事で出会うお偉いさん方は口を揃えて『彼女とかいないの?』と聞いてくるわけである。これを聞かれるから奴らと酒が飲みたくない。でもこの仕事を続けようと思ったら、“オトナ”の靴を舐めるつもりで媚びなきゃいけないことくらいわかってる。だから耐える。『今のうちに同棲とかしときなよ』と言われても耐える。『彼女くらいいなきゃ、この仕事務まらないよ?』と言われても耐える。酒の席でいじられて、バカにされて、軽んじられて、侮辱されても、それは俺の将来にとって非常に喜ばしいのだから。童貞をバカにされるのが辛いなんて昔はネタだと思ってたけど、まさかここまで精神をやられるとは思っていなかった。

アイツらが性事情に踏み込んでくる度に、俺は今日という日のために13日の金曜日を全シリーズ視聴してきたのではないかと思ってしまう。ジェイソンなら目の前にある一升瓶で全員殴り殺しているに違いなかった。いくら恋人がいようが妻子がいようが、瓶で頭をカチ割られた人間は死ぬということを、俺が教えてやるべきだったのだ。ジェイソンに代わって、俺には為すべきことがあった。でもできなかった。仕事が欲しかったから。俺はなんのためにジェイソンから殺人を学んだんだ……。

13日の金曜日PART3

13日の金曜日PART3

 

でも俺がもっと真っ当で健全な人間だったなら、この歳で彼女がいて当たり前というのも事実。俺がクズでキモくて社交性がないからこんなことになっているのだ。そういう人生から逃げ続けてきたツケが回ってきている。部屋に引きこもってアニメや映画を観ることでしか同級生に勝利できないと、中高生の頃は思っていた。俺のオタク知識を積む高等な青春に比べれば、奴らの人生など無価値にも等しいと本気で信じていた。というかいまだにそう考えてしまうのがやめられない。無価値なのは俺の人生の方だと認められない。人生やり直したい。 

本来なら関係ないはずの『仕事が上手くいかない』『人生経験に乏しい』という二つの不安。それらが仕事のお偉いさん連中のせいで、俺の中でジョグレス進化して『絶望』になってしまっている。Beat Hit! これが本当に良くない。でもオトナが言う『彼女くらいいなきゃ、この仕事務まらないよ?』という言葉をまったく否定できない。というか彼女だけじゃなく、俺の人生には足りないものが多すぎる気がしてならない。人類全員の精神年齢を可視化できるスカウターが欲しい。できれば俺は中の上くらいであってくれ。安心したい。

最近、VRChatをしながら飲酒することがやめられない原因がこれだ。VRの友達はみんな優しい。オタゴンがヘロヘロになってウザ絡みしても、快く受け入れてくれる。飲酒しすぎて二回ゲロをぶちまけても笑い話にしてくれる。とてもありがたい。自分のやったことは全部覚えている。俺は酒を飲んでも記憶が飛ぶことがない。だから飲酒して騒いだりダル絡みしたことを思い出して、罪悪感で勝手に死にたくなる。VRChatで出会うオタゴンは、流石に今よりは面白くて楽しい怪獣だったのに。今は酒浸りのウザい男になってしまった。VR世界は何の問題もない楽園だったはずなのに、俺の心が弱いせいでそこにすら居場所がなくなってしまうかもしれない。たとえ怪獣を纏おうと、心の弱さは守れないのだ。人生が玉突き事故のようにダメになっている。事実今も『#いいねした人のVRC上での印象を正直にいう』というタグでツイートしてたくさん“いいね”を貰えたのに、それにリプを返せずにこんなブログを書いている。誕生日の時も全員のおめでとうリプに返信しようとして途中で諦めてしまった。ごめんなさい。俺はなにもやり遂げることができない。

ちなみにここで懺悔すると、VR飲酒でやらかした最大に恥ずかしいことは『フレンドに女装写真を要求する』です。クリスマスと誕生日に女装自撮りをくれたフレンドが最近女装してなくて、寂しかったんですよ。だから辛くなってる俺は女装自撮りを貰って、慰めてもらいたいという最悪な感情を抱いていたんですね。アルコールが俺の中の怪物を解き放ってしまった。某氏、あの時は本当に申し訳ありませんでした。嫌がるフレンドに女装写真を要求する怪獣、最悪ですね。逆襲のシャアで『君のような支えがいる』とナナイの胸に抱きついて慰めてもらうシャアを見てかっこわるすぎると思ってたけど、まさかそれ以下の行為で自分がフレンドに甘えようとするなんて……。

f:id:otagon:20190327070047p:plain

キャスバル・ダイクンでいらっしゃりたいから疲れるのですか?』の答えがこれ

Vtuberとしてもたくさんの人に応援してもらえて、その点は本当に満足しています。感謝しかない。でもこんなことでウジウジ悩んでいるせいで動画も作れない。あまつさえバーチャルのバの字もないこんなブログを書いている。ま~た人生の玉突き事故。俺はこんなブログを書くためにVtuberに、怪獣になったわけじゃないのに。

酒だって味が好きだから飲んでいるわけじゃない。というかガキ舌なのでアルコールの苦みがダメ。無限にコーラとかファンタとかを飲んでいたい。酒を飲むのは酩酊したいがため。日本で大麻が合法化されていたなら、今の俺は確実にキメていた。アニメや映画のかっこいい男というのはえてして酒浸りだったり、ヤク中だったりする。特にイージー・ライダーとか最高。あの偉大なるキャプテン・ハーロックだって『男は時々何をしてもまったく駄目だという時があるのだ。やればやるだけおかしくなるだけで、することなすこと無駄な努力……そういう時、男はな、酒でも飲んでひっくり返ってればいいんだ!』と言っている。でもよく考えたら、俺は別にかっこいい男ではない。盲点だった。なんと俺はデニス・ホッパーではなかったのだ! そもそも俺は原付の免許すら取ったことのない男だ。酩酊しても酔っ払いのオタク成人男性でしかない。

イージー★ライダー (字幕版)
 

俺は辛い時に酒を飲むような人間じゃなかった。こんな時こそアニメ、映画、特撮、本とオタク知識を詰め込んでいる男だったはずなのに。それが今じゃ観る量も読む量も格段に減ってしまった。コンテンツに集中できない。人生の玉突き事故、三度目。このままじゃオタク系Vtuberという肩書すら怪しい。オタクじゃなくなった俺、シンプルに無だな。オタクなせいで人生がダメなのに、そのオタクですらなくなったら本当に終わりだ。というか『オタクじゃなくなってしまうことに怯える成人男性』になってしまっている時点で、かなり終わり感が強い。こういう思考に至るような人生を送ってきた時点で詰んでる。

 

〇おわりに

というわけでこんなにもダメでダメでダメなんだ俺は。一番良いのはこんな記事書かずに全てが解決するまで黙っておくことだってのもわかってる。でも俺の天まで届くほど高いプライドが(このダメダメをコンテンツにしてしまうのはアリなのでは?)とか考えちゃう。最悪。先日読んだ僕の小規模な失敗みたいになれば面白いんじゃないの?とか、浅ましくも思っている。す~ぐ作品に影響を受けるダメなオタク。そんなダメで動画も出せないしVRChatで会ってもつまらないやつが、この方法でまだ挽回できるかもしれないとキモい笑みを浮かべながら、深夜にこの記事を書いているんだよな。最低。俺は何と戦っているんだ。こんな記事書くくらいならちゃんと寝てから仕事に行くべき。こういうことするから仕事が上手くいかない。そんなことはわかってる。わかっているんだけども! なんか文章の中で自分と対話するヤバい人みたいになってきているぞ。

〆ます。とにかく最近ダメダメだけど、これからもよろしくお願いしますって言いたかったんですよね。見捨てないで~。なんとこの一言のために4000字かかりました。俺は本当に感情表現がヘタクソ。でも、そういうダメさもコンテンツにしていくぞという強い心で、気合い入れて挑んでいこうと思います。これからもオタゴンの面白人生から目が離せませんね。

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

 

初めてVRChatで美少女アバターに萌えを感じた瞬間、そして覚醒……。

オタゴンです。先日、心街さん制作のVRChatを題材にした成人向けノベルゲーム『VRChaH』を遊んだのだけれど、これがとても良かった。特に素晴らしいと感じた点は、日本人のVRChatユーザーが初心者のころに経験するであろう“あるあるネタ”が全編に散りばめられているという部分だ。黎明期のVRコミュニティに所属していた日本人の感覚をアーカイブ化したものとして、この作品は一つの資料となるだろう。インターネットの片隅で消えていくであろう僕らのVRでの思い出が、こういう形で記録として残ったのは喜ばしいことだ。あとエッチシーンがエロくて生々しいので+100憶点。

kokoromati.booth.pm

というわけで、今日のブログでは僕のVRCでの忘れたくない思い出を備忘録的に残していこうと思う。題して……

 

〇『初めてVRChatで美少女アバターに萌えを感じた瞬間』

4月末、僕はVRCを始めるためだけにゲーミングPCとVR機器を買い、自作のCGモデルも用意した状態でVRC初日を迎えた。今思うと、先行投資としてはいささかハイリスクすぎる。自作のCGモデルを完成させるのにも、ゼロからのスタートだったために数か月かかった。そこまで時間や資金を投じてVRCが楽しめなかったら、自分はどうするつもりだったのだろうか。あまり想像したくない。ねこます氏の動画などでVRCを知った僕は、アニメやラノベで描かれたあのVR世界に行けるのだから楽しくないはずがないと、過剰な期待を抱いていた。

そんな僕だが、ある意味でVRを舐めていた部分もあった。その当時、VRCは『おじさんが二次元美少女になれる場所』として話題になっていた。僕はこの点に、まったくと言っていいほど興味が無かった。正直に言うと、中身が男だとわかっていて萌えるなんて正気じゃないとすら思っていた。

俺がVR世界に足を踏み入れるのは、中身がおじさんな美少女の尻を追いかけ回すためなんかじゃない。もっと高尚な、クリエイティブで自由な世界の一員となるためだ……。そんな風に考えていた昔の俺が今の俺を見たら、その醜態に頭を抱えるに違いない。VR世界に行けばなんとなく知能指数が上がって素敵でオシャレな人生を送れるかもしれないと考えていたバカは、今日も元気にVR美少女おじさんの胸に頭を突っ込んで幸福を噛みしめている。超ハッピー。毎日サイコー。

と、今では楽しく美少女アバターを愛でまくっているわけだが、そうなったのにはちょっとしたきっかけがある。その出来事の前までは、僕は美少女アバターを前にしてもただ可愛いと感じるだけで、心臓の鼓動は高鳴らなかった。理性では可愛いと感じていても、本能が獣の唸りを上げることがなかった。今思えば、あの日の僕はまだオールドタイプだったのだ。

 

5月某日。まだVRCを初めて二週間足らずだった僕は、public化されたばかりのサイバーパンクモチーフのワールドにやってきていた。ブレードランナーのスピナーを思わせる飛行車が浮遊し、怪しげに輝くネオンの光に包まれたその町で、十数人のフレンドたちが談笑している。僕はその輪に混ざろうとしたが、これが中々上手くいかない。何人か見覚えのない顔が集まっており、どうしても緊張してしまう。

f:id:otagon:20190224172853p:plain

ここですんなり別のワールドに移動できればよかったのだが、僕のイデオンのように巨大なプライドがそれを許さない。アイツ会話に混ざれなかったからってすぐ逃げ出しやがったぜ、なんて思われるのはごめんだ。そんなこと誰も思ってないのに……自意識過剰ここに極まれりである。僕は“会話に混ざれなかったけど別に気にしてないですよアピール”のためにワールドの風景を写真に撮りまくっていた。哀れすぎる。書いてて悲しくなってきた。俺はこんなしょうもない男だったのか……。

会話の輪から外れひたすらに写真を撮りまくるが、もちろんワールドの風景などこれっぽっちの興味もない。ただ会話に混ざれなかったダサい奴と思われないための演技だ。別に気にしてねえし感を出すのに必死だった。おそらく、その様子は色々とだだ漏れだったに違いない。そういうことする奴がいちばん滑稽なんだよな。

その時、僕は修学旅行で広島に行った時の記憶を思い出していた。自由行動の時間、同級生たちが友人同士で集まって楽しそうにしていることに、僕は耐えられなかった。だから風景の写真を撮ることで“俺はあくまで観光名所の写真をゆっくり撮りたかったから一人でいるだけで、別に友達がいないわけじゃないんだがアピール”をしていた。今思えば、就学旅行なんて一人でもいくらでも楽しめる。一番哀れなのは存在しない他人の目ばかり気にして、楽しむフリにだけ躍起になってしまう奴だ。本当にしょうもない。そしてVRの世界に来ても、僕はそんなしょうもない自分のままだった。VRにまで来て、俺は何をやってるんだ? かといって写真を撮るフリがやめられるわけでもない。ずいぶん遠くまで来たと思っていたが、それは俺の思い違いだった。少年の日の俺は、未だにあの広島に取り残されたままだった。膝を抱え、身体を震わし、助けを待っていたのだ。

そうして一人で勝手に虚しくなっていたその時、僕のカメラの端に“誰か”が映った。それはけものフレンズに登場するキャラクターである『タンチョウ』アバターを纏った僕のフレンドだった。ワールドの片隅で写真を撮っている僕に気づいて、わざわざ近づいてきてくれたのだ。そのフレンドはいわゆる無言勢で、明るい笑顔を向けてこちらに近づいてくる。俺はあうあうとキョドることしかできないオタク野郎と化していた。

f:id:otagon:20190224172951p:plain

一番右がタンチョウ

その時、俺にはタンチョウの顔が『こんなところで何してるのー?』と言っているように見えていた。いや、俺は確かにその声を聞いた。そのフレンドは無言勢だったが、俺はその声を聞いたのだ。誰がなんと言おうと絶対聞いたのだ。俺は間違っていない。

オタク諸兄は夢見たことがないだろうか? 小中高と周囲に馴染めない人生の中で、なぜか俺のことを好きな美少女が無から発生することを。その美少女は俺がやめろよ~と言っても無邪気な笑顔で俺をつけ回すことをやめず、俺がぼっちになるとどこからともなく現れていちゃついてくれる。あの修学旅行の日だって、そんな美少女があれば何か変わったかもしれなかったのだ。

俺にはタンチョウを纏ったフレンドが、そんな美少女に思えてしかたなかった。あの日、広島に一人だけ置いてけぼりにされた少年を、VRの世界からやってきたタンチョウちゃんがやっと救い出してくれたのだ。目の前のタンチョウは、ただそこにいるだけではない。俺が脳内で勝手に作り上げた物語の中で、その顛末に顕然と存在するキャラクターだった。俺は震える手でカメラを構える。女なんて誰も俺のカメラに写りたがらないはずなのに、タンチョウは笑顔を向けてくれていた。だから俺は、写真を撮った。

f:id:otagon:20190224173031p:plain

この一件以来、美少女アバターたちは今までとはケタ違いの実在感を持って俺の目の前に存在していた。俺は美少女アバターを前に緊張すると鼓動が高鳴るようになった。その頭を撫でれば癒されるようになったし、エッチなアバターに出会えば本能が獣の咆哮を上げる音が聞こえるようになった矢吹丈が力石との出会いでボクシングの魅力に目覚めたように、人が人を変えていくのだ。シャア・アズナブルにとってのララァ・スンが、つまりは俺にとってのタンチョウなのである。こうして俺はニュータイプに覚醒したのだ。意味不明? ちゃんとガンダムを見なさい。

というわけで、俺はVRCで美少女アバターを前にする時にこんな気持ち悪いことを考えているという話でした。まあVRCをやっているあなたなら共感できる部分もあるはずですよね?

『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』放送開始に寄せて

 f:id:otagon:20190110114107j:plain

先日1月5日より新番組ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』が始まりました。2013年に放送された『ウルトラマンギンガ』から、昨年末に大団円を迎えた『ウルトラマンR/B』までに登場した7人のウルトラマン『ニュージェネレーションヒーローズ』の活躍をエピソードの再放送や総集編で紹介する番組となっています。

順当にいけば次に放送されるウルトラマンは今年の7月開始、つまり元号で初のウルトラマンとなります。そうなるとティガ~ガイアが『平成三部作』、コスモス~メビウスが『ハイコンセプトウルトラマンシリーズ』となったように、『ニュージェネレーションヒーローズ』もここで一区切りとされることが考えられますね。

恐らく次に放送されるウルトラマンはニュージェネレーションに含まれない、新たなシリーズ始まりの一作となります。ウルトラマンR/B』の終了をもって『ニュージェネレーション』の時代は終わる……(多分)。ウルトラマンギンガ』から欠かさずチェックしてきた身としては感慨深いものがありますね。

そこで今日は『ウルトラマンギンガ』『ウルトラマンギンガS』『ウルトラマンX』『ウルトラマンオーブ』『ウルトラマンジード』『ウルトラマンR/B』の6作品を追ってきた2013年~2018年を、オタゴン目線で回顧してみようと思います。

 

〇冬の時代

オタゴンが小学校高学年~中学生の頃、ウルトラマンの新作TVシリーズは放送されていませんでした。2006年~2007年に放送された『ウルトラマンメビウス』以後、2013年にギンガが始まるまで、ウルトラマンは新作TVシリーズが制作されない時代が数年間続いていたのです。

この頃、オタゴン少年は人生でいちばん(ウルトラマンが見たい!)と思っていました。しかし新作はなく、『ウルトラマン列伝』で再放送される旧作のエピソードや総集編を見るしかない……一年に一回あったウルトラマンゼロの新作映画はさながら砂漠のオアシスでしたね。

www.youtube.com

 この時期にウルトラマンの新作がなかったせいで、オタゴン少年は狂ったように過去作を見てしまい、それがオタク人生へと堕ちていくトドメとなりました。健全な青少年が恋愛や友情を謳歌する中学生という時、オタゴン少年は薄暗い部屋でウルトラマンのDVDを見つつ、上原正三の脚本集や切通理作の評論を読んで悦に浸っていたのです。この教室の誰よりも俺はウルトラマンを理解しているんだ……というよくわからない慢心でかろうじて生きてた感じですね。悲しい生き物だなあ。

ちなみにこの頃はゴジラ映画の新作もなく、正に巨大特撮冬の時代でした。中学生という感性豊かな時に巨大特撮の新作がまったく見れなかったのは、正直ちょっとコンプレックスですね。あと10年早く生まれていれば……

上原正三シナリオ選集

上原正三シナリオ選集

 
特撮黙示録1995‐2001 (オタク学叢書)

特撮黙示録1995‐2001 (オタク学叢書)

 

〇2013年『ウルトラマンギンガ』

オタゴンが高校生になって少し経ったころ『ウルトラマンギンガ』の制作が発表されました。しかし高校生となったオタゴンはすでにウルトラマンへの興味をうしなっていた……わけないじゃないですか。

特オタとしての教養を高めていたオタゴン少年は『脚本:長谷川圭一でメイン監督:アベユーイチって、ネクサス最終回コンビじゃん!』と大喜び。過去作を見まくってたおかげで、この頃にはスタッフに関する知識もだいぶ深まっていましたね。防衛隊も出ないし全11話だけど、ネクサス的な新しいウルトラマンになるのでは……と期待を高めているような、そんな高校生でした。気持ち悪いですね。

f:id:otagon:20190111065419p:plain

ウルトラマンギンガ

しかしこの『ウルトラマンギンガ』、蓋を開けてみればお世辞にも出来の良い作品と呼べるものではありませんでした。

廃校した小学校を舞台としたジュブナイルストーリーは、当時終わりかけていたウルトラマンというコンテンツそのもののメタファーのようで、非常に味わい深く良いストーリーでした。しかし特撮パートが……ウルトラマンなのにビルの一つも立ってない野原の上で戦う様子は、まったく巨大感がなく……シナリオには満足していたものの、ウルトラマン終わったな~というのが見終わった時の素直な感想でした。

ちなみに同じ年に大傑作『パシフィック・リム』が日本で公開されました。日本の巨大特撮が終わりかけていた中、海外でロボットと怪獣がドンパチする傑作が生まれたことで、この時期は『国産コンテンツは終わり』みたいな話がTwitterで加熱していたのを覚えています。僕も『パシフィック・リム』には熱狂しましたが、同時に複雑な思いもありました。巨大特撮好きには本当に辛い時代でしたね。

周囲の高校生が恋愛や進路に頭を悩ませる中、オタゴンは日本特撮の未来に頭を抱えていました。

 

〇2014年『ウルトラマンギンガS』

次の年、『ウルトラマンギンガ』の続編として『ウルトラマンギンガS』が始まりました。新ヒーロー『ウルトラマンビクトリー』とのダブル主人公体制となり、キャストやスタッフも刷新、前作になかった防衛隊も復活。ウルトラマンギンガというヒーローが続投しながらも、前作とは全くトーンの違う作品となった。

f:id:otagon:20190111065453p:plain

ウルトラマンビクトリー

本作は監督に坂本浩一や田口清隆を起用したことで映像のクオリティは格段に上がったものの、シナリオはあまり良くないという印象でしたね。14話しかないのに防衛隊も出して、地底人と地球人の対立もやって、敵のアンドロイドが心を持つ話もやって……明らかに14話入らない話を詰め込んだ結果、ダイジェスト感の強い話となっていた気がします。

ウルトラマンは1クールちょっとのダメなTVシリーズを列伝の間に挟みながら、先細りになって終わっていくんだろうな……当時のオタゴンはそんな風に思っていました。終わっていたのはそんなことばかり考えていた僕の高校生活なんですけどね。

ちなみに同じ年、ハリウッド版『GODZILLAが公開され話題になりました。いわゆるギャレゴジですね。前年のパシリムといいイジメかよ。個人的にはあまり好きではないです。全然ゴジラ出ないし。主人公の親父が死ぬ冒頭のあれとかクソ退屈でしたよね。あ、ムートーの口内に熱線流し込むゴジラポンプ宇野*1みたいでかっこいいと思います。

 

〇2015年『ウルトラマンX』

 この作品で僕は、ウルトラマンの完全復活を確信しました。大傑作です。全22話と前作や前々作を大きく上回る話数と、それによって生まれる個性豊かなエピソードは非常にウルトラマンらしい。やはり縦軸のドラマに加え、各話完結の面白さがウルトラマンには必要だと再確認しました。中にはマックスやネクサスといったこれまで機会に恵まれなかったウルトラマンが客演するエピソードもあり、特にネクサス回が放送された時のオタクの熱狂ぶりはすごいものがありましたね。

f:id:otagon:20190111065522p:plain

ウルトラマンX

前作の防衛隊『UPG』は車に乗ってるだけの防衛隊でしたが、今作の『Xio』は戦闘機に乗りちゃんと戦うという……もちろん昔はそれが当たり前でしたが、当時のオタクは『ウルトラマンメビウス』が終わってからその光景をずっと待たされていたんですよ! プロフェッショナルらしさ溢れる防衛隊とウルトラマンの活躍、大暴れする怪獣、ハイクオリティな巨大特撮……国産怪獣映画が枯渇していた当時に『人間と怪獣の共生』をテーマにし、怪獣を描くことに力を入れていたのも素晴らしかった。正にウルトラマンの王道といった作品で、初心者にもオススメです。

 ウルトラマンが遂に復活した……当時のオタゴンにはそれが何より嬉しく、これまで見てきた数ある特撮番組の中でも、『ウルトラマンX』は特に楽しみにして見ていた記憶があります。ニュージェネレーションの中でも特に思い入れの深い作品ですね。

www.youtube.com

ちなみにこの頃のオタゴンは自主映画を撮ってました。監督、脚本、撮影、編集と裏方はほぼ一人でやってましたね。血がバーバー出てる映画で、自分も強姦魔役で出演しました。だって他の人に頼めないし……昔は強姦魔でしたけど今は怪獣なので、僕も丸くなったものです。なんかこう書くと、昔はやんちゃしてたことを自慢してるDQNみたいですね。強姦魔はやんちゃ。

実は自主映画での動画編集の経験が、今のVtuber活動にも活かされている感じです。つまり作ってた映画も、あんな感じの編集だったんですよね。カットのタイミングで『ブォン!』って音鳴らすのはこの頃に覚えたテクニックです。ウルトラマンXって怪獣の力で武装して戦うんですけど、この頃の僕も後に怪獣になる力を蓄えてた感じです(こじつけ)。

www.youtube.com

 

 〇2016年『ウルトラマンオーブ

これまでの三作が『新ウルトラマン列伝』の番組内作品であったのと異なり、単独のタイトルとして放送された本作。遂にウルトラマンが『ウルトラマン列伝』から脱却し、新作を新番組として放送できるようになった記念すべき作品です。王道志向であった前作とは異なり、良くも悪くも癖が強い。しかしこのようなあえて外した作品を作れることこそ、ウルトラマンと言うコンテンツが『次で終わりかもしれない』という段階を脱した証左に他ならないと、放送当時は好意的に受け止めていました。

f:id:otagon:20190111065557p:plain

ウルトラマンオーブ オーブオリジン

歴代ウルトラマンの力を借りなければ変身できなかった主人公が、やがて自分だけの姿を取り戻すというシナリオは、『ウルトラマン列伝』で過去作の総集編を繰り返しながらも『ギンガ』『ギンガS』『X』とかけて、再びオリジナルの新作を作れるようになったウルトラマンというコンテンツの姿そのものに重なりますね。

オーブを見る頃には自分もウルトラマンの未来を憂えることもなくなり、今年のウルトラマンはこんな感じか……とニチアサを見るような気持ちで楽しんでいました

この年にシン・ゴジラという怪獣映画史どころか日本映画史に残る大傑作が生まれたことも大きいですね。日本の怪獣映画もまだまだ元気じゃないかと……『ギンガ』の頃からは比べものにならないほど心穏やかな一年でした。いつかシン・ゴジラ』の深夜最速上映に行った日の話とかもしたいですね。

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

 この年、ぶっちゃけるとオタゴンは商業映画の助監督として働いていました。今はもうやめちゃったんですけど。ブログをちゃんと読んでくれるアナタにだけ明かす、オタゴンのシークレットな過去です。

そこではタトゥーの入った韓国人にぶん殴られたり、裸パーカーのおっさんに恫喝されたり、金を奪われたりと色々あって……日本特撮の未来を心配してたら、いつのまにか自分の人生が大変なことになっちゃってましたね。ウルトラマンは来年も放送されそうだけど、俺はその時まで生きてられるのかな……そんな気持ちで日々を過ごしていました。オタクはコンテンツについて悩む前に、自分の人生をちゃんと考えましょう。オタゴンとの約束です。

 

〇2017年『ウルトラマンジード』

 誰が予想しただろう。ウルトラマンのメインライターをあの乙一*2が担当するなんて……そしてメイン監督は言わずと知れた坂本浩一。この円谷で考えうる最強の組み合わせから作り出された大傑作が『ウルトラマンジード』です。

未熟な主人公が自分の出自を追いながら一人前のヒーローになるという、王道ながら今までのウルトラマンになかったシナリオが素晴らしい。坂本浩一もギンガSの頃のような東映特撮の延長にあるスピーディーな演出ではなく、巨大感と重みを感じさせる『坂本浩一2.0』(最近流行りの表現)と言える表現で素晴らしい映像を作り上げました。

f:id:otagon:20190111065618p:plain

ウルトラマンジー

シリーズ屈指の人気キャラにして悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアル、の息子であるという設定がもうアツい。悪の遺伝子を感じさせるこのデザイン、かっこいいですよね……

ウルトラマンの見た目』という今まで本格的に触れられることのなかった部分に踏み込み、外見が怖いという理由で人々に受け入れられなかったジードが、やがてその声援を受けるようになっていくまでの過程がとても良い。ウルトラマンとその足下の人々の関係性の変化、何がジードとベリアル(善と悪)を分かつのか……ヒーローの物語としては普遍的でありながら、ウルトラマンで描くとフレッシュに見えるものがきちんと選択できていて素晴らしい。オタゴン的に、ニュージェネレーションで一番好きな作品を一つ選べと言われたらジードになるくらいには好きですね。

この頃のオタゴンは今やっている仕事を始めました。身バレに繋がりかねないので秘密です。

 

〇2018年『ウルトラマンR/B』

 ニュージェネレーションの締めは兄弟ウルトラマンが主人公のホームコメディという、オーブ以上の変化球となりました。レギュラーのキャラクターは主人公家族に加え、1クール毎にライバルが一人しか登場しないという徹底ぶり。これまで防衛隊が担っていたテクノロジーや知識で物語を牽引する役割を、全て弟ウルトラマンに担当させることで、自覚的に規模の小さな話にしようとしていることが感じられました。

f:id:otagon:20190111065648p:plain

ウルトラマンロッソ

賛否あるものの、オタゴン的には主人公の兄弟二人のキャラクターが魅力的に感じられて良かったです。コメディ路線も、近年の日本のヒーローが掘ってない方向に行こうとする姿勢が感じられて好印象です。日本特撮ってシリアスすぎるとこ、ちょっとあるじゃないですか。

主人公の兄弟はウルトラマンらしい人間ではまったくなく、弟なんかツイッターで『ウルトラマン』とエゴサするような始末。そこへ自分こそ真のウルトラマンであると名乗る狂人や、本物の地球の守護者である宇宙人が襲いかかってくるという物語は、ウルトラマンらしからぬドラマをやろうとしている部分に自己言及的で面白かったですね。

最終回付近の展開も、地球の危機という壮大なスケールを前に最後まで家族の話をやり通していたのが好印象でした。最終回でも人々の声援などは一切描かれず、家族に見守られながら戦うという……でも、それが『ウルトラマンR/B』という作品ですよね。これからも2年に1回くらい、ハズしてもいいのでこんな風に新しいウルトラマン像を模索する作品を作っていってほしいです。

f:id:otagon:20190111065710p:plain

ウルトラマンブル

2018年といえば、もうみなさんもご存知ですよね。オタゴンがオタゴンとしてVR世界に顕現した年です。VRChatを始め、Vtuberになり……YouTuberになってるなんて一年前の自分に言ったら、絶句して自殺しかねないですね。『ウルトラマンR/B』が歴代ウルトラマンの中でも奇抜な作品になったように、2018年はオタゴンの人生が予想外の方向にぶっ飛んだ年となりました(こじつけ2回目)。

 

〇まとめ

ウルトラマンシリーズが様々な形に移り変わっていったように、オタゴンの人生もまた変化しているということがよくわかりましたね。2013年に日本特撮の未来を憂いていた高校生は、2018年にはなぜか怪獣になっていました。あの時もっと自分の人生を考えていれば、もっと真っ当な人生があったかもしれませんね。少なくともバケモノにはなっていなかったはず……人生は本当にわからない。

これはニチアサ作品やガンダム、女児アニメ、長期連載漫画のような息の長いシリーズ全般に言えることですけど、これがやってた時ってちょうど俺が○○だった時期だよな……と人生重ねたくなりません? 誰にだってそういう、『人生を共に歩んできたコンテンツ』があると思うんですよ。僕にとってはウルトラマンがそんな作品の中の一つです。

だから平成が終わってもずっと、来年のウルトラマンはどんなだろうな~と思って生きていきたいんですよ、俺は。もうメビウスが終わった後の頃みたいな時代は勘弁ですね。20××年はダメダメだったけど、この年のウルトラマンは面白かったよな~とか言える人生こそ俺の理想です。これからも、いい歳してウルトラマンが好きな成人男性でいたいんですよ。俺はオタクなので……

と、『ニュージェネレーション』というウルトラマン激動の時代の終わりに、こんなことを思ったわけで……それで今このブログを書いてるわけなんですね。これが言いたかった。以上、いい歳してウルトラマンが好きなオタク男性の妄言でした。

*1:AV男優。自在にゲロを吐けることからポンプの名を持つ。女優の口内にゲロを流し込んで戦う

*2:ちなみにオタゴンは乙一だと『SEVEN ROOMS』という短編が好きです。姉のラストの決断が切ない……

〔ネタバレ注意!〕『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』感想

f:id:otagon:20181223151638p:plain

Vtuberなのに映画の感想を動画にしない、オタゴンです。まあ僕の大ファンなら映画の感想を喜々と話す緑色のバケモノを脳裏に思い浮かべられると思うので、そんな感じで脳内再生よろしくです。

というわけで仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』を見てきました。がっつりネタバレありの感想となるため、未見の方は注意です。

f:id:otagon:20181223152118j:plain

なんと初日の初回。気合の入りっぷりに自分でもドン引きです。平成ライダーの映画に、過度な期待は危険だというのに……でも予告の出来も良かったし、前二作の平ジェネも面白かったし、ライダー映画では異例の上映時間100分だし、やってくれるのでは……見る前の期待値としてはそんな感じでした。

というか、そもそもライダー映画に対して大真面目に感想書くこと自体、なんか抵抗ありません? 俺だけ? ライダー映画にマジになるなんて……的なさあ。春映画みたいなのを量産する連中のやることだし。というわけでなるべく冷静に、かつ淡々と感想を垂れ流していきたいと思います。

 

〇総評

 ってことです。一言で言うなら『微妙』。もう少し具体的に言うなら『春以上、冬以下』です。やろうとしてることに実際のクオリティが届いてない様子が、見ていて虚しかったですね。前作『平成ジェネレーションズFINAL』の方が映画としても、特撮ヒーローものとしても数段上。まあアレは『エグゼイド』も『ビルド』も大森Pだったからできた作品みたいなとこあると思いますけど。

今作、白倉プロデュースだけあって、所々から溢れ出る“春の香り”が凄まじいんですよね。

なあ白倉。 『レッツゴー仮面ライダー』といい、『仮面ライダー3号』といい、お前ホントに仮面ライダーの歴史いじくり回すの好きだよな。似たような話で失敗してんだからさあ、少しは学ぼうぜ。『平成VS昭和』とか、『仮面ライダー1号』とか、そうやってすぐ仮面ライダーを総括しようとするところが、お前の悪い癖なんだって。こっちが何年お前の映画見せられてると思ってんだ? 俺は今回も、色んな意味で『やってくれる』って信じてたよ。そしたら見事、悪い意味で『やってくれた』よな。まあいいよ。別に怒ってない。怒ってないから。だって、いつものことだもんな。許せねえ。

というわけで、ここからは冷静に細かいポイントを指摘していこうと思います。

 

〇悪かったところ 

仮面ライダーWの扱い

f:id:otagon:20181223160812p:plain

ここがいちばん許せねえ。ダブルアーマーが出るとか、アナザーダブルが出るとか、キービジュでも重要な立ち位置にいるとかで散々煽っといて、風麺のおっさんがライドウォッチ渡すだけってどうなってんだよ!

(まさか風麺のおっさんがライドウォッチ渡すわけじゃないだろうな……)と思ってたら、本当に渡したの見せられた時はマジでスクリーンに火を点けそうになりましたね。アナザーダブルの正体もわかんねえし、風都タワーは悪の要塞にされるし……暴徒と化したダブルのオタクが東映を襲撃してもおかしくない内容でしたよね。 俺は別に怒ってませんけど。

というか今作のレジェンド枠である『クウガ』『電王』『W』のうち、なぜか電王だけがめちゃくちゃ優遇されてますよね。『覚えている限り、存在は消えない』っていう、今作のテーマの根幹に関わってるし。まあその理由は明白で、この中で『電王』だけが白倉P作品だからなんですけどね。まーた白倉か。

まあクウガはマイティキックとかBGMで、まだ見せ場がありますよ。なによりこういうヒーロー映画らしすぎる作品に、リアルさを追求したクウガは合わないし。あれくらいでも、まあ十分やってくれたと思います。

でもWだって、今作にめちゃくちゃ相応しいライダーじゃないんですか!? Wは平成ライダーで初めて、ヒーローらしい『観衆の声援を受けて戦う見せ場』を『AtoZ』でやった作品なわけでしょ!? で、今作は『ライダーを覚えている人がいる限り、ライダーはいる』ってのが、テーマなわけじゃないですか。それはWで描かれた仮面ライダーWというヒーローは、風都の人々に信頼されているからこそ存在できているものである』ってことと同じでしょ!? なんでその話をやらないの!? そのための100分だろ!? 時間旅行で兄が弟がなんてやってる場合じゃねえんだよ! おい! 聞いてんのか!?

俺だって別にオリキャスを出せって言ってるわけじゃないんだよ。オリキャスがいなくたって、できることはたくさんあるわけじゃん。

例えばね!? 今回出てきた新イマジンに『フータロス』っていますよね? 意味深に『フー(風)』なんて文字が入ってるから、俺はあれがWに何か関係あるんじゃないかと睨んでましたよ。なんなら『フータロスは風都市民の集合記憶から生まれたイマジン(=イマジン化した風都くん)』なんじゃないかくらいに考えてましたね。ダブルライドウォッチをソウゴに託すのは、フータロスという『風都そのもの』と言える存在であり、そこに翔太郎やフィリップがいなくとも、Wの魂は正しくジオウに受け継がれるのである……みたいなさ!? ほらできるじゃん!? なんでやらねえんだよ!! というかフータロス、結局ただの良い奴でした終わってるじゃねえか!! それは新登場のイマジンとしてもどうなんだ!?

 ここまで書いておいてあれですけど、オタゴンがいちばん好きなライダーは『アギト』なんですよね。思い入れも平成2期よりは平成1期で、特にクウガ~剣までがお気に入りです。なんで、まさか自分が『仮面ライダーW』をないがしろにされることに、ここまで怒れると思ってませんでした。ある意味でWへの想いが深まりましたね。こんな形で深めたくなかったけど。

今作で消化しちゃったし、ジオウ本編ではW回やらないんでしょうね……

 

ティー

f:id:otagon:20181223165931p:plain

 スーパータイムジャッカー』とかいう面白アダ名、結局なんだったんですか?

 大東俊介ニコラス・ケイジみたいなオーバーアクトで頑張ってたけど、それがなかったら悪役として何の印象も残らなかったでしょコイツ。アナザークウガになるくらいだから、もっと面白い設定があると思ってたのに。なんでコイツが平成ライダーの歴史を消し去りたいのかも、最後までわからず終い。Dr.パックマンオーケンの方がまだ悪役としてキャラがあったよ……

ホント、なんのための100分だったんだ……アナザークウガだって、この映画に出なけりゃもっと本編で面白い使い方できたろうに……

大東俊介、ちょっと前にも最後に出てくるアイアンキング以外なにもアガらない『ブレイブストーム』とかいうクソ映画にシルバー仮面役で出ててかわいそうでしたよね。頑張ってほしい。

BRAVESTORM

BRAVESTORM

 

 

 ・お話

f:id:otagon:20181223171848p:plain

 『仮面ライダーは虚構の存在である』ということを描こうとしたのは悪くない。というか凄くイイ。仮面ライダーとは改造人間。すなわち作られしモノなので、ただメタいだけでなく仮面ライダーでやる意味のあるテーマだと言えます。

でも実際はガキがゲストキャラの兄で……みたいなどうでもいい時間軸パズルに尺が使われていて、非常にもったいなかった。ソウゴとフータロスが過去に行くとことかもっと短くできるし、みんなの記憶が消えるくだりもいらないよね。別にあのガキがライダーオタクの兄だったことが判明しても、何も面白くねえよ。この映画は『時間もの』である前に『ヒーローもの』なんだから、あんなややこしいことする必要はないはず。ライダーオタク少年の妄想世界に引きずり込まれたソウゴや戦兎の話として、もっとシンプルにすればよかったのに……

前作の『平成ジェネレーションズFINAL』が悪の科学者を止めるためにライダーたちが集結するというシンプルなプロットをできていただけに残念。

 

・エンドロール

f:id:otagon:20181223174425p:plain

このエンドロールが本作のダメさの全てを象徴している。

メドレーの曲とエンドロールで流れる歴代ライダーの場面写真が一致してないって、どういうこと……なんでクウガのOPが流れてる時にウィザードと鎧武の場面写真を出すんだよ! そもそも曲自体も「Journey through the Decade」のAメロが流れるバックに『JUST LIVE MORE』のコーラスが流れるというよくわからないメドレーだし……この素材とやろうとしていることは良いのに、それが上手く組み合わせられてないエンドロールは、正に本作の悪い部分の縮図……あとちょっと頑張れよ!って言いたくなるこの感じな!!

未整理でイマイチ足りてないトンチキさは非常に平成ライダーらしかったけど、こんならしさ平成最後の作品に感じたくなかったよ……

 

〇良かったところ

仮面ライダー電王の客演。

f:id:otagon:20181223183316p:plain

まさか良太郎が出るなんて……まあサプライズ目的で隠していたというよりは、U良太郎でしか出ないとか、変身シーンはないとか、ワンシーンだけとか諸々の事情を考慮した結果、事前に言ったら逆にガッカリされるって考えて隠してたような気もする。でも純粋に驚いて喜べたのは事実なので、あの良太郎登場だけでも正直5憶点。あんなに映画館で衝撃を受けたのは久しぶり。最高だった。

そもそもこれまでの電王の客演はスパロボで例えるなら『いるだけ参戦』のような、電王本編のテーマが扱われたりすることはなかったわけで……本当に電王が“帰ってきた”と言えるのは、今作が初めてですよね。『忘れない限り、存在し続ける』という電王のテーマが良太郎の口から語られるあのシーンも、『脚本監修:小林靖子をやっただけあって非常に『電王』だった。俺たちが忘れなかったから、もう一度『仮面ライダー電王』に会えたんだよな……

あと電王登場のBGMもアガったけど、その後のイマジンズの会話シーンに電王の日常パートのBGMが流れた時が僕は最高グッとキましたね。しかもサントラのタイトルが……

お前を忘れるかよ

お前を忘れるかよ

 

 

仮面ライダービルド』の後日談

f:id:otagon:20181223185705p:plain

正直、ビルドを全話書いた武藤将吾が脚本じゃない時点で、映画が面白くなったとしてもビルド要素はおざなりになるだろうなと思っていたんですよね。

蓋を開けてみれば、この映画の芯になっていたのはジオウよりもビルド、というか桐生戦兎でしたね。桐生戦兎というキャラクター自体が『虚構のヒーロー』、すなわちこの映画が描こうとしているものの体現者なわけで。テレビ本編で食傷気味になるほど悩んでた戦兎が、作り物の存在であると言われてもまったく動じなかったのがとてもかっこよかった。今回の事件は戦兎にとって、今さらも今さらな話であるというのが最高。

仮面ライダービルド』を経て完成した桐生戦兎がかっこよく活躍する後日談として、とても面白い映画でした。

万丈の言葉で桐生戦兎が復活する16話『兵器のヒーロー』や、戦兎と葛城が一つになってジーニアスフォームが登場する39話ジーニアスは止まらない』を監督した山口恭平がこの作品を手掛けているのも、今作がビルドの映画として面白い要因の一つでしょうね。というか山口恭平、ジオウを一回も監督しないまま映画撮ってて笑う。しかも今作が映画初監督という……ちょっと前の諸田敏ポジションとして直近4作(ドライブ~ビルド)の最多演出なので、そろそろパイロットをやりそうな予感。

今作はシナリオに難あれど、山口恭平監督作としては申し分ない画作りでした。今後のライダー作品で夏映画も見てみたい監督ですね。

ちなみに、かの有名な『宝生永夢ゥ!』コピペを生み出した仮面ライダーエグゼイド第18話『暴かれしtruth!』も山口恭平監督だったりします。

 

〇まとめ

以上、仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』の感想でした。

平成ライダーに熱中していない、冷静なポジションに立つ人間の意見として参考になったのではないでしょうか?

良くも悪くも、今作は平成ライダーらしい映画であったことは間違いありません。上映中、(そうそう、俺はこういうコンテンツとこれまで付き合ってきたんだよな……)と感慨深い気持ちになりました。許せねえ。平成が終わっても、今のノリで突き進んでほしいですね。ある程度スパンを開け、手堅く作るポジションにはウルトラマンが立ってくれているので。おいダメな映画乱発していいって意味じゃねーぞ東映。これからもよろしくな。

www.youtube.com

オタゴンの人生~幼少期&小学生篇~

オタゴンです。

今日は僕がどんな人生を歩んできたか、みなさんにお教えしましょう。自分語りほど気持ちのいいものはありませんからね。書いてたら長くなってしまったので、今回は幼少期&小学生篇です。色々と年齢も推測できますが、まあそこは見なかったことにしていただいて……

実はマッハ新書にして売ろうとゼニ儲けのために書いてたんですけど、まあブログで公開した理由は後述します。

 

〇幼少期

ほとんど記憶がない。断片的にウルトラマンガイアやウルトラマンティガ(再放送)、仮面ライダークウガを見ていた記憶はある。以上。

 

〇小学生

ガンダムとの出会い

機動戦士ガンダムSEED DVD-BOX 【初回限定生産】

機動戦士ガンダムSEED DVD-BOX 【初回限定生産】

 

いちばん古く鮮明に覚えている記憶……それはガンダムSEEDの放送時間に被っているという理由で、通っていた少林寺教室をやめたことです。だって少林寺教室の先生怖かったし。あそこでガンダムではなく少林寺を選んでいたなら違った未来もあったのかと思うと涙が止まりません。

しかし少林寺をやめたおかげで、オタゴン少年はガンダムSEEDのほとんどの回をリアタイで完走。そこからガンダム作品に傾倒していくことで、完全に人生を踏み外します。特にGジェネDS*1にハマったことがガノタ的な土壌に繋がりましたね。カテジナがザンスパインに乗ることや、ギニアスがグロムリンに乗ることはゲームのオリジナルだと知り衝撃を受ける……そんな少年でした。もっと他に驚くことが、人生にはあるはずなのに……

SDガンダム GジェネレーションDS

SDガンダム GジェネレーションDS

 

 オタゴンの小学校低学年のころの記憶……その大半はガンダムです。

初めて父親を殴ったのも、深夜に放送されたガンダムSEEDスペシャルエディションの録画を頼んだのに忘れられたことにキレたからでした。せめてもっとちゃんとした反抗期の発露として殴られた方が、まだ父も息子の成長を感じられただろうに……父さん、ごめんよ。

運動会の日とガンダムSEED DESTINYの最終回が被り、運動会そのものをバックレたこともハッキリと覚えています。最終回たしか放送時間ズレてましたよね。当時はキラ厨のクソガキだったので最終回にいたく感動した気がします。 

49.PHASE-50 最後の力

49.PHASE-50 最後の力

 

俺の人生は常にスポーツかガンダムかの二択で、その全てでガンダムを選んできたツケが回ってきてる感じですね。どうして僕たちは、こんなところまで、来てしまったんだろう……

 

また当時、僕の周囲の男子はほとんどがNARUTOドラゴンボールにハマっていました。そんな彼らに逆襲のシャアの素晴らしさを語ったところで、理解されるはずもありません。なにせ僕自身もまたクソガキだったので、わかっているフリをしていただけでしたからね。

(アイツらは僕を話題に混ぜないためにジャンプ作品の話しかしないんだ……!)

当時は本気でそう信じ込んでいました。自分の妄想にキレてる強化人間みたいですね。ここで周囲に迎合できればよかったのですが、オタゴン少年はさらにガンダムを見まくるという最悪の選択をしてしまいます。周囲と違った自分になりたい……その歪んだ自意識を『クラスで一人だけガンダムを見ている俺』という、最も邪悪な形で発露させてしまったんですね。今のオタゴンを形作るオタク精神が、ぐつぐつと煮えたぎった瞬間です。

 

エヴァンゲリオン特異点

使徒、襲来

使徒、襲来

 

父が録画したエヴァンゲリオンの再放送のVHS、そして当時7巻あたりまで発売されていた貞本エヴァ……この二つもまた、オタゴン少年を人ならざるモノへ変貌させる一因となりました。再放送のVHSは『Air/まごころを、君に』の上映を記念した一挙放送のもので、意味不明な実写CMに困惑したことをよく覚えています。あんな怪映像みなければ、オタクにならなかったかもしれないのに……

しかしオタゴン少年にとって、エヴァを見ているということはとても後ろめたいことでした。エヴァは少年にとってかっこいいアニメである以上に、えっちなアニメでもあったからです。男性諸氏も、子供の頃はTVで水着のお姉さんが映る度、とても気まずい思いをしながら画面をちらちら見てしまった経験があるのではないでしょうか? 当時の僕にとってエヴァンゲリオンを見るというのは、アレにとても近い感覚がありました。

ガンダムは少年の歪んだ自信になりましたが、エヴァは隠すべき恥になったのです。

 

またその頃はテレビなどで『オタク』という言葉が騒がれた時期でもあります。テレビは綾波やアスカに萌え~と言うオタクに後ろ指を指し、笑いものにしていました。

さすがにアレと一緒にされたくない……それはオタゴン少年に残った、最後の人としてのココロだったのかもしれません。

 

そして、特異点は突然に訪れました。小学〇年生の時、忘れもしません。

それは『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』の公開されたことです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]

 

それまでこれっぽっちも話題に出してこなかったような連中が、周囲で急にエヴァンゲリオンの話をし始めたのです。

オタゴン少年は怒りました。映画が始まる前に僕がエヴァの話をしたら、絶対バカにしたくせに……*2

加えて周囲はエヴァ序しか見ていませんでした。あの時、一人でも俺の側にテレビ版の話を振ってくれる誰かがいれば、歴史は変わったかもしれません。

あの最終回は? 旧劇は? なに新劇だけでエヴァをわかった気になってるんだよ。テメエら全員死ねや。俺がいちばんエヴァをよくわかってるんだ……それはオタゴン少年が初めて抱いた、歪んだオタクとして最も必要な感情……『にわかオタクへの怒り』です。おそらくこれが、オタゴン少年を『ヒト』から『オタク』に変える最後のトドメになった……僕はそう思っています。

 

こうして、一匹のオタク怪獣は誕生しました。

 

〇まとめ

と、今回はここまで。中学生篇とか高校生篇、大学生篇は気が向いたらor評判が良かったら書こうと思います。

本当はマッハ新書にするつもりが、あの頃といえばあのアニメやあの映画にハマってたな……みたいな記憶しか出てこなくて辛かったですね。この回顧録、実は僕が〇〇の頃ってこれが流行ってました以上のなんでもないんですよ。『オタゴンは昔からオタクでした』という事実だけがひたすら虚無的に積みあがっていく感覚は、キーボードを打つ俺の手を恐怖に震わせました。

俺も他のVtuberさんみたいにゼニが稼げる、壮絶なコンテンツ力のある人生が欲しかったな……そんな最悪な感情を書いてる途中に抱いてしまい、マッハ新書化は断念。しまっておくのはもったいなかったので、キリの良いところまで書き上げてブログ記事にしたというわけです。

 

今の自分を顧みずに過去の自分に期待しすぎると、痛い目をみますね……オタゴンでした。

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

 

*1:ガンダム作品同士のスパロボ的クロスオーバーが魅力の『ギャザービートシリーズ』の作品。DSでは初のGジェネゼクス・マーキスがギンガナムからターンXを奪って自機にするイベントなど、大胆なクロスオーバーが魅力

*2:ちなみに、後にオタゴン少年は『けいおん!』のブームでも同じ怒りを抱くことになります。